関節痛は、疾患が無い限り
治ります
治る条件はさまざまですが
関節自体の病気や
大きく軟部組織の損傷が無いことです
通常なら、整形外科を受診すれば
検査で明らかになるので
痛みがひどい時や、長期間の場合は
受診、検査をお勧めします
関節痛はどうして痛むのか?
では、病変が無い場合
関節痛は、なぜおきるのかというと
筋肉の動きと、関節の働きが
しっくりいってない事が
痛みの原因になります
それを治すときは、
体幹から遠い筋肉と関節から
体幹に向けて順に
治療していくと
以後、痛みはなくなります
筋肉と関節
筋肉は単体ではほとんど働くことはなく
連動し協力しながら効率よく働きます
関節は、その筋肉をさらにてこの原理で
効率をあげます
したがって、筋肉と関節はひとつのシステムです
システムの異常を治すことになるので
全体を診ていくことになります
痛みを感じたとき人体は痛みを回避する行動や
形をとります
はじめは、この回避行動が日常生活に支障をきたすんですが
慣れてくると、これを受け入れて
意識に感じさせないようになります
慢性はここから始まります
当然、痛みの箇所は治っていないので
全身でこれをカバーする体勢を作ったことになります
しまいに、痛みが緩和してくると
自然治癒になったように感じられますが
回避行動がデフォルトになった身体は
まだ元に戻っていません
筋肉の使い方に差が出たり
関節の動きに差が出たままに
固定されます
こうなると
その固定自体を治さないと
べつの場所にストレスを生み
場合によっては、怪我や痛みを出す原因になり
身体のあちこちが順繰りに痛くなることになります
よく四十肩が左右に出たり、膝の痛みが左右に出るのも
このような事が関係していることもあります