鍼灸院でもあり、パーソナルトレーニングスタジオでもあるナッシュボディ白楽はこの独自のスタイルに至るまでに何を感じ、経験してたどり着いたのでしょうか?
鍼灸の良さと筋力トレーニングの良さは決してダブって無駄にはならず、むしろ分野が違いことで、お互いの特徴を消し去ることなく強調してカラダに相乗効果をもたらしています
協調しているところは?
まずは、鍼灸も筋トレも刺激をカラダに感じさせて、自分自身の生命力を引き出し、カラダの代謝を円滑にできるよにすることで体調を正常な状態にしむける効果があります
鍼灸の刺激は、感覚神経を通して脳に伝わり、刺激を受けた筋肉や軟部組織に何が起きたのかという情報のやり取りをすることで組織の活性を促します
また、免疫にも反応があり血行がよくなるメカニズムとして、鍼を異物と認識することで白血球が反応し刺激を受けた場所に集まり対応します。この反応を利用して血行を促します
かたや、筋トレも筋肉を意識的に動かすことによって脳に刺激が送られ、反対に脳からは筋肉を動かす命令が伝わり相互の連絡が促されます
筋肉はカラダの水分をタップリと貯めているので動かすことによって水分が体中に行き渡り血行をよくして代謝を促してくれます
また、刺激された筋肉は成長して筋力をなり十分な運動効果をさらにあげてくれます
それぞれの特徴と違い
違いもあり、鍼灸は「局所」(きょくしょ)と言って限られた場所での反応で、筋トレは広範囲の反応が起こります
鍼灸は、刺激したい所にピンポイントに施術することが可能で,これにより無駄に広範囲に刺激をして疲労させることが防げます。
場合によっては遠隔反応と言って、刺激した場所とは違いところに反応を引き出す方法もあり限定された治療には大変向いていることが特徴です
施術をする側のメリットとしては何がどの様に効果があったのかを判断しやすいこともあります
かたや筋トレですが、筋肉1つ1つに分けて刺激をするこはできませんが(なぜかといえば筋トレは関節を動かすことがメインを動作のため)筋肉どうしが円滑に作用するように協調性をカラダに覚えさせるのにとても有効です
カラダの動きは筋肉1つの単体ではできません、しかしその筋肉も協調性がないと関節や骨に悪影響をおよぼします
鍼灸よりも広範囲に刺激が入り、疲労した筋肉の疲労回復を利用して代謝を促進させ、運動効率をあげて体力をあげます
筋肉は人体のなかで唯一熱を作り出すことができます。熱を意図的に作り出すことで体温調節、恒常性を保つことを容易にさせます
コラボさせるとどんな効果が?
局所に適した鍼灸と広範囲の反応を促せる筋トレは、使い方によっては相乗効果をうみます
究極は筋トレが体調不良には効果があり、自身でコントロールできるのでオススメなのですが
体力に自信のない方はいきなり筋トレをしても反応が強すぎて疲労しすぎてしまいます
そして、関節の負担の大きさも気をつけるポイントです
人体の中には使い方によって疲労して壊れてしまう関節が有ります
痛みが出ていたり、なくても疲労が重なっている懸念のある関節は十分に注意して動かす必要が有ります
そのような時には鍼灸治療の方がむいていて、関節疲労を与えることなく施術ができます
鍼灸の施術はどこにでもできるわけではありません。体調によってできないときもあります
そんなときは、軽い筋トレをすることで体調に合った効果を促せます
このように、向いていること向いていないことで分けるのではなく
使い分けをして、その時々によって状態に合わせたり、目的に合わせることによって
体調不良の根本治療の可能性上がっていきます