筋肉は内側から外に向けて使うようにすると、力が出しやすくなります
そもそも四つん這い状態だった動物から進化したと考えられる人類は
外側は骨に守られています
内側には血管神経、内蔵など、人としての急所があるのです
さらに正面も守られていて、おでこは最も硬い骨の構造をしています
皆さんも四つん這いになった時に一番正面は頭になることが確認できると思います
話は脱線しますがヒグマなどは正面から走ってきた時に
真正面からでは、致命傷があえられないといわれています
床反力とは?
人が運動するとき、かたい床に向かって力を出す場合には
床に対して、垂直に力を出した時は、同じ力が同じ方向に床から身体に伝わります。
これを床は反力といいます
床反力があるから、人は立っていられるのです(床が人を支えている)
自分の体重と同じ力で、床が押し返してくれているということです
この力を体がどのように使うかで歩行、走行、ジャンプしたり着地したりしています
床反力は日常的に使われていて、歩行や走行では
その衝撃から身体、主に脳を守るためにあらゆる関節や筋肉が働いています
脳は揺れに最も弱いもので、水に浮いている豆腐を思い浮かべるとわかりやすいと思います
では力は内側から出すというのは、どういうことか?
内側の筋肉を使う
人の筋肉は、外側は瞬発力のある筋肉が主で
内側は持久力のある筋肉が主になります
これは、主に支える側と、動かす側に分かれます
支える側が支えているから、動かす側は早く正確に動かせます
スポーツ選手の身体の違いを比べると
短距離選手と長距離選手の体が究極のモデルです
ただし、普通に生活している分には、そこまで極端に現れるわけではありません
内側の筋肉というのは主に背骨脊椎に付着している筋肉で、
小さくて細かい、脊椎についている筋肉は
動きはほとんど無く、支えるためにある筋肉です
外側の筋肉は主にそれ以外と考えて良いかと思います
要するに身体の軸となっている背骨に付着している筋肉の力を使わないで、
外側の筋肉を使うことは効率や持久力には弱いということになります
体幹トレーニングはこの背骨に付着している筋肉を使うトレーニングということです
内側の筋肉の使い方は、個々それぞれ違うのでここでは書きませんが、
例えば、姿勢が悪いと指摘された人はこの内側の筋肉が弱ってきて
外側優位の生活になっていると考えられます
効率が悪いために、腰痛や肩こりになりやすくなります
寝たままでは、ほとんど内側の筋肉を使いませんから深刻です
猫背や骨盤の後傾を感じたり指摘されたら要注意な状態だと思ってください
この状態の体は内側の筋肉を使うことが難しくなってきているか弱くなってきている証拠です