陰陽論 其の二




陰陽論は、世界を理解するためのツールであるということを前回話しました



今回ももう少し進めてみます



陰陽論は、必ず対になっていてそれはお互いに存在を示すものでもあり「相反」する意味もある



「気」が二分したものが陰陽である



上下、左右、天地、出入り、明暗などは陰陽である




古代中国でも現代の日本でも、これら自然現象ともいうべきことは、しいては「宇宙」というものを理解することにつながると考えてもおかしくはありません




実際に、陰陽論で生命が生きつずけることに理解ができると、陰陽は「静止」しているものではなくて常に「動いている」ものと考えられました




生きていることは時間の進んでいることなので、陰陽とは「静止して不変」な状態ではいないものなのです




陰陽は対立して制約もあるが、常に共に動いて不変ではないので、量が「減ったり増えたり」もしている、それがものの成長につながっているともいうのです




消長と平衡



量が減ったり増えたりすることを、「消長(しょうちょう)」と言います



消長しながら平衡を保っているということ



私たちが習った教科書の陰陽の項目で印象的でとても好きな文があるんですが紹介します




「人体が正常な生命活動をつづけられるのは、陰と陽が相互制約(そうごせいやく)と相互消長(そうごしょうちょう)によって生み出された統一の結果である、つまり、陰と陽の間の制約と消長があって初めて物事は発展変化することができるし、自然界は一刻も休むことなく運動しつづける」


どうでしょうか?真理な感じですよね

配信動画のトレーニングで結果を出す方法



いまや、配信動画でトレーニングを学ぶのは、あたりまえになりました


わたしも、苦手なトレーニングを、ほかの人はどのようにしているのか、気になるので


勉強をさせてもらっています


ところが、なかなか結果がでないとういう話も聞きますので


動画のみかた、注意する点を、わたしなりに説明いたします


わたしは、以下のことを注意していることで結果をだせるようになりました




配信動画を真似しても結果が出ない人が見落としている大事なポイント3つにしぼりました



3つのポイント





1、トレーニングが正しいか間違っているかを、つねにチェックする


2、結果をだすまでの、期間、時間を決める


3、弱いところから、鍛える



1、チェック





1、トレーニングは間違っていたりすると、結果がまったくと言ってもよいぐらいにでません




配信動画では、つねに注意点を言っているはずです、




ここがポイントなど、重要なことは丁寧に説明されています




しかし、意外に人は話を聞いていません、自分が関心のある所だけしか、見えていないことが多いです




何回も、みなおしをして、見逃し、聞き逃しのないようにしてください





それと同時に、自分のトレーニングを動画に撮って、つねにチェックをするようにすると、結果がかならずでます



2、期限






2、期限を決めることで、目標、目的を具体的にしやすくなります




例えば、「健康になりたい」「筋肉をつけたい」など、ではなぜそうしたいのか?





体力をつけて、
「夏に山に登りたい」
「秋の運動会で目立ちたい」
「来年の地区大会で結果を出したい」など




筋肉をつけて、
「夏の海で水着を着たい」
「秋に太りにくい体を手に入れたい」
「春の洋服で気に入ったものを着たい」などです




この、「いつまでに」というのがとても大切です




目標、目的もなく人は頑張り続けるのはとてもむずかしいからです





トレーニングの頻度は、その種目の場所、強度によって変わるので、配信者のアドバイスにしたがいましょう



3、鍛える場所



3、弱いところからトレーニングすることは、体力がじゅうぶんにあるうちに苦手だったり弱いところを刺激できるからです




トレーニングの時間がながくなったり、種類が多くなるにつれて集中力も体力もなくなってきます



そうならないうちに、優先してやるべき「苦手な箇所」「弱い箇所」をしっかりトレーニングしましょう



以上、3つのことをしっかり守るようにしてから、トレーニングの結果がでるようになりました



みなさんも、せっかくの体力と時間を無駄にしないようにしましょう

陰陽論 其の一



東洋医学は、とても健康に役立つことが多いです


健康管理するにも、病気を理解することは、とても大切だと言われています


その病気を理解することに、東洋的な思想をもちいて、わかりやすくしていることです


今回は、陰陽論(いんようろん)を紹介します



陰陽論は理解するものというよりは、なにかを理解するときに、使うものと考えるとすんなりと入ってきます



どういうことかというと



陰陽はそもそも世界を理解するため、厳しい現実を生き抜くためにに使うものだからです



「なぜ?」「どうして?」という現代でも誰もが考える、「生き方やなぞ」、「矛盾」に答えを導き出すための言葉の「ツール(道具)」です




例えば、陰陽は「日が当たる」か「当たらないか」ということから発生してきた考え方で



それをすべての自然現象に当てはめてみたところ、当時は、理解しやすかったのでしょう



上下、左右、天地、動静、昼夜、出る入るなどです



そこには、「対立」しながらも、片方だけでは「存在」できないものがあることだったのです




まずは、陰陽は「気」が二分したものです



陰陽のはじまり





それを踏まえて



生命の始まりは「隠の母」と「陽の父」の「精気」をうけて、合致して生命が始まる



「生、病、死」は、体内の陰陽の気が調和していれば「健康」、不調和なら「疾病」になり、気が「散逸(サンイツ)ばらばらになる」ことすると死ぬ



というぐあいです



現代医療とは、ある意味で「合理的」であるのと同じで、陰陽論もかなり「合理的」にできています



鍼伮の理論はこの合理的な陰陽論から始まっています



一般的に「積極的に動くもの」、「外交的」、「上昇的」、「温熱」、「明瞭」なものは、陽に属していて、



相対的に「静止したのも」、「内向的」、「下降的」、「寒冷的」なものは隠に属しています



陰陽論はバランス





私たち現代人が、たまに間違って解釈してしまうことに、陽は「良いこと」、隠は「悪いこと」と、思い違いをしてしまいますが



東洋医学の陰陽論は対立的かつ制約し補いながら相互依存しているのが本来の姿です



簡潔にいうと、バランスが大切だということを、陰陽という言葉を用いて理解し、納得していた学問です



私にはとてもわかりやすく、面白く、奥の深さも感じます

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