陰陽論 其の一



東洋医学は、とても健康に役立つことが多いです


健康管理するにも、病気を理解することは、とても大切だと言われています


その病気を理解することに、東洋的な思想をもちいて、わかりやすくしていることです


今回は、陰陽論(いんようろん)を紹介します



陰陽論は理解するものというよりは、なにかを理解するときに、使うものと考えるとすんなりと入ってきます



どういうことかというと



陰陽はそもそも世界を理解するため、厳しい現実を生き抜くためにに使うものだからです



「なぜ?」「どうして?」という現代でも誰もが考える、「生き方やなぞ」、「矛盾」に答えを導き出すための言葉の「ツール(道具)」です




例えば、陰陽は「日が当たる」か「当たらないか」ということから発生してきた考え方で



それをすべての自然現象に当てはめてみたところ、当時は、理解しやすかったのでしょう



上下、左右、天地、動静、昼夜、出る入るなどです



そこには、「対立」しながらも、片方だけでは「存在」できないものがあることだったのです




まずは、陰陽は「気」が二分したものです



陰陽のはじまり





それを踏まえて



生命の始まりは「隠の母」と「陽の父」の「精気」をうけて、合致して生命が始まる



「生、病、死」は、体内の陰陽の気が調和していれば「健康」、不調和なら「疾病」になり、気が「散逸(サンイツ)ばらばらになる」ことすると死ぬ



というぐあいです



現代医療とは、ある意味で「合理的」であるのと同じで、陰陽論もかなり「合理的」にできています



鍼伮の理論はこの合理的な陰陽論から始まっています



一般的に「積極的に動くもの」、「外交的」、「上昇的」、「温熱」、「明瞭」なものは、陽に属していて、



相対的に「静止したのも」、「内向的」、「下降的」、「寒冷的」なものは隠に属しています



陰陽論はバランス





私たち現代人が、たまに間違って解釈してしまうことに、陽は「良いこと」、隠は「悪いこと」と、思い違いをしてしまいますが



東洋医学の陰陽論は対立的かつ制約し補いながら相互依存しているのが本来の姿です



簡潔にいうと、バランスが大切だということを、陰陽という言葉を用いて理解し、納得していた学問です



私にはとてもわかりやすく、面白く、奥の深さも感じます

運動とケガ






みなさんは運動、スポーツ等で怪我をしたことはあるでしょうか?


習い事やスポーツは、習得するには多少の時間と練習が必要ですが


練習には、ケガがつきものです


しかし、ケガといっても症状は様々です


今回は、ケガをしてしまった際の対処や付き合い方を紹介します


始めに


私はフラダンスをしていますが、当然それなりのモノを身に付けようとすると、自分の持っている能力のギリギリまで追い込んでしまうことがあります



それ自体は、悪いことではありませんが、無理をすると怪我のリスクが上がります



やりたいことの難度が高ければ、それに見合ったカラダの能力が要求されるので、上手になるということはカラダをそれに見合ったカラダに変える必要があります



もし、ケガをしてしまったら 骨折などの重症



ケガをして絶対にしてはいけないことは、自己判断です


自己判断は危険ですので、速やかに病院などに行くことを一番に考えてください



ここからはすべて、病院に行くことを前提にお話させていただきます



とは言っても、病院に行くにも不便な場合があります




では、ケガをした時に病院に行くまでにできる事、どうすればよいか?簡単に説明いたします



まず、患部が腫れている、そして熱を持っている場合ですが、すぐに運動を中止して、患部を冷やしてください


冷やすのは、氷がベストです



おそらく、これぐらいしかその場ではできないと思いますから、冷やしてなるべく早く専門の病院に行くことです


これをすぐにやることで、治る早さも変わってきます




ケガの場所が、脚であるならば、体重をかけないようにしてください



しかし、すぐにその場を離れられないのであれば、患部を心臓の高さよりできるだけ高い位置に置くようにしてください


例えば、足首を捻挫してしまった場合は、平坦な場所で仰向けに寝て、膝から足首の間に枕になるようなものを置いて、脚を少し高く上げてください




枕になるものは、大きめなダッフルバックやデイパック、タオルを巻いたものなどです




脚をしたにしていると、腫れがどんどん進んで、必要以上になってしまい、治すのにその腫れが邪魔になって、回復が遅れることがありまし、痛みもどんどん増してきます




腫れて、熱を持っているということは、骨折の疑いもあリますし、捻挫、肉離れなどでも後遺症を残しかねないので、大げさなくらいでちょうど良いです



骨折の場合は、固定することがベストですが、なかなか難しいので、それよりも早く病院に行くことをおすすめします



靭帯損傷を疑う








次に、腫れや熱はないけど、関節を曲げ伸ばすときに関節の中や外側が痛むときはどうすれば良いかを簡単に説明します




大まかに、痛む場所がはっきりしている場合と、そうでない場合では違いますが、押して痛いなど場所がはっきりしている場合は、筋肉や靭帯の損傷のケースが考えられます


重症の場合と同じで、まずはアイシングをしてください



軽度の痛みの場合、大体の人が後日、病院に行く傾向があります


先程同様、自己判断は危険ですので、なるべく早い時期に受診してください



軽度の靭帯損傷でも、ケガをしてすぐは腫れがなくても、一日経つと晴れてくる場合があるので痛みが強い場合は、後日腫れることも考えていてください




靭帯の損傷はよくある事ですが、靭帯自体は切れたり、大きく損傷した場合はくっつきはしますが、組織は元には戻りません



重症の場合は、オペになり、靭帯を移植することになります



経度の損傷は、出血などは止まりますが瘢痕となって回復し、関節自体が元の感じにもどってくれるかは、治ってみないとわかりません



筋肉を損傷していたら





筋肉の損傷は、靭帯以上に大変で、なかなかまれですが痛みも回復も靭帯以上に時間がかかります




私も長年、ケガの対処にあたってきましたが、筋肉断裂は一度しか対処したことがありません





よくある肉離れは筋肉損傷ですが、ほとんどが実質筋肉ではなくて、その周りを覆っている筋膜の炎症です




筋膜の炎症は、関節の周り以外の場所でも起きるので、関節以外(よく起こるのは、ふくらはぎ、うらももなど)関節を使わなくても、その筋肉が反応してしまうと痛みが出ます



ケガは、場所がはっきりしていればしているほど、重症度は高いと考えても良いと思います



軽度靭帯損傷と筋膜炎の対処方法ですが、骨折と一緒で、怪我して直ぐはアイシングと言って、患部を冷やすことです




冒頭にも書きましたが、冷やすには、いろいろ方法がありますが、ベストは氷です




保冷剤では、冷やしすぎてしまうことがあるので、保冷剤を使う場合は、直接当てることを避けて、冷やし過ぎに十分注意してください




アイシングの時間の目安ですが、ケガの程度によるので難しいですが、冷たくても少し我慢できる程度で、腫れている場合は感覚も怪しいので、様子をみながら冷やしてください



半月板、膝の痛みには






関節の中の痛みは、よく起こる場所は膝です




膝でいうと、関節の中には、半月板と靭帯、軟骨がありますが、運動のケガでは、半月板と靭帯が多いでしょう



半月板は、関節をスムーズに動かすための重要な組織です。半月板を損傷すると、膝につっかかった感じや、ロックした感じが残ってしまい、痛みがなくなってもうまく動かすことができなくなります



半月板は、損傷すると加重に弱くなります。要するに体重をかけることが苦手になるので、歩き方が変わってしまうこともあります



半月板の損傷時は、まず体重をかけないようにする、体重を増やさないようにすることです



半月板は、膝の関節のつなぎ目に痛みが出ます。頻度が高いのは内側なので気をつけて観察してください



内側の半月板と靭帯損傷はセットで起きることが多いので、気をつけましょう



スポーツをやりながらリハビリして、軽度の半月板と靭帯損傷でも、不安なく競技するには4ヶ月以上はかかるので初期の対処を甘く見ないようにしてください































ぶら下がり



ぶら下がり健康法


ナッシュボディ白楽の平田です


みなさんは、最近ぶら下がっていますか?


子供の頃は公園に行く機会が多いせいか、鉄棒があればぶら下がることもよくありましたが



大人になると、自分の子供と一緒に公園に行くことはあるでしょうが、鉄棒でぶら下がるなんてあんまりしないのではありませんか?


このぶら下がるという行為、とってもカラダに良いんです



ぶら下がり動作をトレーニング的に解釈、説明していきたいと思います



注意!!
肩に障害があったり、挙げるだけでも痛みが出る方は、悪化することもあるので専門の機関で検査し、運動の許可をもらってから各種運動を行ってください


肩の障害



まずは、ぶら下がって始めに負担のかかる「肩」から考えてみましょう


肩の可動域(回せる範囲)はほぼ360度ありますが、年齢や使い方によって範囲が狭くなったり、動きが鈍くなったりします。時には痛みが出ることも多い関節です




肩の障害に「結髪動作」と「結滞動作」というものがあって、髪の毛を後ろで結ぶ動作と帯を後ろで結ぶ動作のことです



女性はわかりやすい動作ですが男性にはピンと来ないと思いますが、ドライヤーで髪を乾かすときやシャツを脱ぎ着する時、背中を掻く時なんかがそれにあたります



肩関節は、カラダの中で一番可動域があることが特徴です。そのぶん疲労しやすい関節でもあります。したがって肩周りの筋肉の強化やストレッチは関節保護のめんから考えて必然です



肩の特徴



肩とは体幹と腕のあいだの関節ですが、腕は直接体幹についているわけではなく、肩甲骨を介してついています



腕を上げる動作というのは腕と肩甲骨が「一定の法則」で動くことで成り立っているので、その「一定の法則」が「ちぐはぐ」になると痛みや、動作の不自由などが起きます



実際の日常生活で、肩より高いところに腕をあげることは意外に少なく、電車やバスなどのつり革や洗濯物を干す、布団をあげるなどに限られるのでほとんどないという人もいるのではないでしょうか



ぶら下がる動作



では、実際にぶら下がってみましょうか!まず感じるのは、肩が思ったより痛いんじゃないでしょうか?


そして、握力が弱くなったように感じませんか?


場合によっては、ぶら下がることができない!

ぶら下がってもすぐに握力が尽きて降りてしまう、こんな感じじゃないでしょうか?


自分が思っているより握力が無いんじゃないか?


というよりも体重がオーバーしているのです。


握力というものは、意外に落ちにくい筋肉で最後の最後までわりと使える筋肉です


トイレの手すりとか、つかまるために付けることを考えると、高齢者でも握るという作業は使いこなすことができます



何分間ぶら下がることができれば、適正体重かはわかりませんが、少なくとも20秒くらいはぶら下がっていたいですね!


そして、肩の痛みですが、これは可動域が悪っくなっている証拠。


このような方は、ぶら下がる前に肩のストレッチをしてなるべく手を腕を頭の上に垂直に伸ばしたり腕を耳にくっつけたりしてから、試してみてください



ぶら下がりの効果




ぶら下がることは当然腕は肩より上に来るし、自分が腕をあげるよりも高いところに挙げられます。



そこで、動かし、ストレッチ(引き伸ばす)ことの出来る関節は「肩」「肩甲骨」「肘」「手首」だけではなく



「胸」「背中」「腰」「股関節」までストレッチ(引き伸ばす)してくれます



さらに、胸郭(きょうかく)と言って肋骨と背骨におおわれた部分、肺や心臓がそこにありますが、この胸郭は呼吸をするときに前の方がせり上がります



この胸郭と横隔膜(おおかくまく)が胸の空間を広げ、肺に吸い込んだ空気を多く入れることになります



この胸郭は腹筋がくっついていて腹筋がストレッチされ胸郭も動きやすくなり、呼吸をスムーズにできるようになります



姿勢も矯正



姿勢が気になる方は、10秒でも良いのでぶら下がってみてください


降りた時、背筋が伸びて気持ちがよく本来の姿に戻れるでしょう


姿勢の悪くなる一番の原因は、下を向くことですから、ぶら下がったら真正面を向いてください


チョット考えるだけでも上記の効果がある、ぶら下がり


やらない理由がないと思いませんか?



再度、肩に障害や痛みがある方は十分注意してください







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