鍼灸というものは、
人によって何が効果があるのか?というよりも
どう感じるか?によって効果が変わってきます
極端に言うと
鍼が痛いと感じてしまう人がいると
それがストレスとなってしまう事があります
ほとんどの場合、鍼には痛みは感じませんが
嫌になってしまったら
意味がありません
ストレスは最小限にする必要がありますし
過大なストレスはかけないように心がけるべきです
ところが、多少痛いほうが気持ちが良いと感じる方も大勢いらっしゃいます
「痛い」の意味が若干違うので
前者と後者を一緒にはできませんが
簡単に言うと、嫌な痛みと心地よい痛みの違いというものでしょうか
鍼灸の効果の差はあるか?
鍼自体の効果に自覚としての痛みは
「分けて考えないと」と私は感じています
どういう事かというと、
痛かろうが、感じなかろうが
刺激としてはカラダは反応します
鍼を刺したり
灸を置いたりすると
ほとんどの場合、うっすらと肌が赤くなります
これは、異物として免疫の反応と
灸により肌が温められて
毛細血管が広がり
局所の熱を下げようとするカラダの反応です
この反応を活用して
さまざまな、効果を促します
それらの反応も、カラダからしたらストレスに対する反応です
そこに主観的に痛みを感じることで
それが心地よければ
気分が良くなります
肩を揉んでもらう時に
「痛い」が「気持ち良い」と感じるのと一緒です
揉んでもらっている行為自体の反応には変わりはありませんが
精神的な違いが出てきます
カラダはストレスを上手く利用できる
精神は、カラダにも影響しますが
カラダの身体的な反応と
精神的なカラダへの反応の違いです
精神的な反応も当然カラダに影響するので
良ければ、さらに良い結果が生じます
「雰囲気の良い場所」でご飯を食べると
「美味しい」と感じるとか
「気の合う仲間と飲み食いする」と
「人生の励みになる」とか
それぞれ、「わざわざ出かけたり」
「予定をあわせて、人に合ったり」と
その部分だけをあげると
ストレスを感じるような行動でも
結果的には良い方向に向く場合もあります
ストレスを無くすことは、あなたの健康状態にもよりますが
うまく利用できるツールと考えるべきです
鍼灸治療は大きくなってしまったふり幅を小さくすること
鍼灸治療は、身体的反応と
それに生じる精神的反応の相乗効果を持つ
独特の治療となります
治療の性質は
ふり幅を小さくすることです
どちらにも大きく振ってしまった不調を
そちらかに限定するのではなく
ふり幅を小さくすることを目的としています
例をあげれば
食欲過剰と拒食の治療が一緒
下痢と便秘の治療も一緒
痛みは一番に取り組むべき治療
一度お試しください
ストレスをまったく無くすことは難しいかもしれませんが