運動性記憶
記憶には学習や経験などによる思考的な記憶と、カラダを動かすことで感覚、関節の曲げた角度、各四肢の動き、皮膚の触感など運動に関した記憶があります
これも脳に記憶されています
スポーツ選手が引退後しばらくしても上手に動けるのはこの記憶のおかげです
私の体験
私は筋トレを始めたのが24歳でしたが30歳の時と35歳くらいの時にアトピー性皮膚炎が悪化して約5年間仕事もろくにできず、トレーニングもまったくできませんでした
カラダもブクブクに太ってしまい筋肉もかなり落ちていたと思います
しかし、本格的にトレーニングに戻った時にこの運動性の記憶のおかげで、わりと早くカラダが戻ってくれました
この時は、運動性記憶のほかに、運動したら「気持ちがいいんだ」という記憶もみるみる湧いてきて楽しくトレーニングが徐々にできてきたのを覚えています
記憶の問題点
学習や体験って年月が経つとだんだん記憶がボンヤリしたり、一部忘れてしまって欠けてしまうことがありますよね
それと同じく運動性記憶もあまり年月が経ってしまうと記憶が曖昧になります
記憶は必ずしも自分に都合の良い記憶ばかりではありません
失敗や挫折といったものがあるのと同じに 運動性記憶にもケガや事故といった都合の悪い記憶も残っています 怪我の後遺症で自分の意思に関係なくカラダが反応したりすることです
また記憶としては鮮明にカラダが思い出せても時間が経っていることで、筋力が衰えいることを考えずに、当時と同じパフォーマンスが出せると勘違いして怪我をすることも有ります
父親が子供の運動会でアドレナリン全開で全力疾走して脚がもつれて転んでしまうのもこんなことが原因です
このように良くも悪くも運動性記憶は確かに存在しています
頑張る見返りは大きい
良いものを意図的に思い出しながら運動やトレーニングをすると、初めて取り組むよりも時間や労力が少なく済むことは間違いありません
そのアドバンテージはずっと記憶に残るので、ずっと続くのです
私が筋トレを始めた時のように「なんとなくやってみよう」程度の動機でも 続けることによって30年後に想像もできないくらいのメリットを感じさせてくれます
トレーニングはいつ始めても良いのです
はじめから真剣じゃなくても良いのです
わからなくても良いのです
続ける自身がなくても良いのです
お手伝いできるなら、私たちが経験と知識を提供いたします
30年前当時の私が全く同じ状況でしたから良く覚えています
これも記憶ですね